SSブログ

マリヴォー・リーディング公演のお知らせ [お知らせ]

12月10日(火曜日夜18:30)と11日(水曜日昼14:00夜18:30の2回)、
調布市仙川にある「せんがわ劇場」というところで、
マリヴォーの『恋のサプライズ2第1幕』のリーディング公演をします。

いま、白百合女子大学フランス語フランス文学科の授業
「フランス古典喜劇を読む――翻訳とリーディング」では、
18世紀の喜劇作家マリヴォーの『恋のサプライズ2』を読んでいます。
私が現代日本語で訳した翻訳台本を使い、
リーディングという「演劇体験」を通して、マリヴォー喜劇の面白さを発見していく・・・
そういう「アクティブ・ラーニング」な授業です。

その学生たちが授業の成果を劇場で発表することになりました。
教室から生まれたリーディング・パフォーマンスです。

リーディングなので、台本を手に持っておこないます。
でも、いわゆる“朗読”のようなものではなくて、身振りも手振りもつきます。
舞台上をあちこちと移動します。けっこうむずかしいシンクロナイズな動きもあります。
ふつうにお芝居として楽しめます。

『恋のサプライズ2』はこのブログでも何度か紹介しました。
抱腹絶倒のフランス古典喜劇です。それを、
いま私たちが使っているふつうの現代日本語で翻訳していますから、
これはもうかなり笑える・・・はず・・・
学生たちのパフォーマンス次第なんですけど・・・
乞うご期待。

出演者は全員女子です。なので、登場人物はすべて、男も女も、
ぜんぶ女子がやります。ちょっと宝塚歌劇な感じですが、それが
みずみずしくもすがすがしいマリヴォーを織り上げます。

ストーリーはというと・・・
ともに愛する人をなくしたばかりの侯爵夫人とシュヴァリエの間に
不意に生まれる恋心 
深い悲しみに沈んでいるはずの2人は、
この変な気持ちを恋心と認める訳にいかず・・・
小間使いリゼットと召使いリュバンの恋と、
衒学者オルタンシウスと伯爵の横恋慕も絡み合い、
さあ、どんなことになるのやら・・・

『恋のサプライズ2』の翻訳全文は、私のホームページ
sanki’s empty space
に掲載されています。
http://www012.upp.so-net.ne.jp/sankis-es/

3幕のお芝居ですが、今回はその第1幕を演じます。
マリヴォーの喜劇は、ある意味、モーツアルトの音楽のようなものでもあり、
“1楽章”を聞くだけでも十分に楽しめますよ。
上演時間は50分くらい。
ぶらりと覗いてみるには理想的な上演時間。

調布市せんがわ劇場と白百合女子大学(仙川にあります)の「地域連携事業」として行われる公演なので、入場は無料です。
入場無料ですが、予約もできますよ。せんがわ劇場まで申し込んでください。
03-3300-0611です。

みなさん見に来てくださいね。 恋のサプライズ2チラシ.jpg
写真は公演のフライヤーです。

コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。