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下北沢「マサコ」 [ジャズ]

下北沢のジャズ喫茶「マサコ」が9月24日(明日)で閉店します。
悲しいですね。

またひとつジャズ喫茶が消えてしまうということも悲しいし、
下北沢の「マサコ」までなくなってしまうんだということがまたやるせない。

それで昨日の夕方、行きました。
最後の、お別れ、というのか、ちょっとセンチメンタルな・・・

すいません、演劇のテーマからはずれていますが、演劇の街、下北沢で、例えば
「スズナリ」とならぶ下北沢の顔だったわけだから、
なんで閉店するの!って思うのです。

前に「なんで閉店するんですか」と、お店の人に聞いたことがあるんですけど、
「あまりに複雑で一言では言えません」という答えだったので、
それ以上聞く勇気はありませんでした。

いまは、「マサコ」の小さな建物を西の隅にぽつんと残して、
そこから広がる巨大な空き地が金属の白い塀に囲まれて息をひそめています。

昨日は閉店2日前、さすがにカウントダウン的状況だから、
店はいままで見たこともないほど(僕が見たことがないだけですが)混んでいました。

相席のようなそうでないような、びみょうな感じで席に着き、いつものようにガラス壜のコカコーラを頼んで、
携帯で自分の座っている席なんか撮ってみる。09-09-22_003.jpg自分でやっていることがよくわからない。

混んでいるけれど、いつもと違って、お客の入れ替わりが早い。みんなそれぞれに時間をつくって、
センチメンタルなお別れに来たのかしら、と思ったりする。
ほら、あそこには、赤ちゃんを連れたお母さんも来ています・・・

さよなら、さよなら・・・
ああ、さよならって結局なんなんだろうね。

お別れにふさわしく(?)コルトレーンの「ラブ・シュープリーム」がかかっていて、
ラーブ・シュプリーム、ラーブ・シュプリームという、もさもさっとした声が聞こえて、
あれ、やっぱり声とか入れなかった方がカッコよかったんじゃないかなと思いもし、
また、「マサコ」名物の「あんトースト」(分厚いトーストに小豆がたっぷりのっている)が
もう食べられないんだとも思ったりもして・・・
09-09-22_001.jpg




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マリヴォー 『奴隷の島』 [マリヴォー]

マリヴォー 『奴隷の島』 公演決定!

マリヴォーは18世紀フランスの喜劇作家です。面白いのです。
HP "sanki's empty space" で、マリヴォーの紹介をし、また翻訳も掲載しています。

ちなみに僕は「フランス文学」を仕事(なりわい)にしています。
現代の日本で、18世紀フランスの喜劇作家に演劇的生命を吹き込む・・・
そのための翻訳についてあれこれと考えています。

「時間堂」の黒澤世莉さんが、このマリヴォーの『奴隷の島』を上演してくれることになりました。
『奴隷の島』というタイトルが一見 heavy ですが、抱腹絶倒の一幕喜劇です。
みなさまお誘い合わせのうえぜひ見に来てください。
新作上演とはまた違った演劇の面白さを発見できると思います。

公演期間は: 2009年10月21日から11月3日まで。
公演会場は: 王子スタジオ1。
詳しくは「時間堂」のHPで: http://www.jikando.com/
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